インフルエンザ情報
ワンチャイにある小学校で、インフルエンザ様の症状を呈した子供が2月26日以降40名(男子35名、女子5名)発生したことを受け、同所にある中学校も含めて本日から1週間の休校措置がとられた。
入院したひとりの男児からB型インフルエンザウイルスが検出され、そのクラスメートの一人からはH1N1型インフルエンザウイルスが認められている。
今回のインフルエンザ様疾患の集団発生は散発的なものであり、今後流行につながるものではないという。ただし新型インフルエンザの第二波の流行が起きることも予想されており、警戒を怠るわけにはいかない。香港衛生署では、引き続き健康状態に留意するとともに身体の衛生に気をつけることを市民に呼び掛けている。
ところで、季節性インフルエンザの流行シーズンはほぼ去ったといえるが、興味あることに今季(2009-2010年)は季節性インフルエンザがほとんど発生していない。毎年大流行を繰り返し、日本だけでも1万にのぼる死亡者を出していたA香港型インフルエンザの発生が、新型インフルエンザに完全に抑え込まれた形になっている。この原因ははっきりと解明されているわけではないが過去における新型インフルエンザ流行に際しても同様にそれまでの季節性インフルエンザの流行が低レベルになったことが確認されている。
今季、新型インフルエンザによる死亡者は日本で200人程度であることを考えると、季節性インフルエンザの流行が抑えられたことでインフルエンザによる死亡者数が激減したと推定される。ここで具体的なことは書かないが、この事実はいろいろなことを考えさせる事例になるだろう。
まだしばらくはインフルエンザに対する警戒は解けない。手洗いの励行は感染予防に欠かせない。うがいは日本人独特の感染予防法だが、国際的に評価されているものではない。またマスクに関しても自身から感染を広げないためのアイテムと考えるべきで積極的な感染予防法とはいえない。適切な栄養摂取と睡眠など十分な休養も、感染予防に必要となる。