健康とお金
40歳で高血圧の男性は、正常血圧の人に比べて平均余命が1.7年短く、生涯医療費は約376万円も多くかかるという。同じく、高血糖では2.1年短命、83万円医療費アップ。脂質異常では2.7年の短命、医療費は16万円増える。また歩く時間が短いと1.5年の短命で、医療費は75万円余計にかかる計算になるそうだ。ただし喫煙者の場合は3.7年も短命であったことで、医療費では少なくなっている。ただしこれは男性に関してのみ当てはまり、女性では統計上大きな違いはなかったという。
これは宮崎県大崎保健所管内の国民健康保険加入者の男女5万2千人(40~79歳)を対象に、1994年から健診結果や生活習慣と医療費について調べたものだ。
生活習慣病であっても、医療費はともかくとして、たった2年や3年しか変わらない寿命なら大したことはない思うかもしれない。しかし、3大疾患(がん、心臓病、脳血管疾患)が完全に克服されたとしても、平均寿命は男性で約8年、女性では約7年しか伸びないといわれていることを考えると、2~3年というのはとても大きな数字だということが理解できる。
健康で長生き。これは人生が幸福であることの必要条件であることに異論はないと思う。中には太く短く生きたいからと健康のことなど考えずに好きに生きている人もいるだろうが人生の長短にかかわらず健康でいることが良いのは当然だ。
私が考えるのは、ピンピンコロリ。年をとっても自分の足で立つことができ、身の回りのことはすべてできる状態で家族に迷惑をかけることなく最期まで生きたいと願う。
健康でいられるものであれば、100歳でも120歳でも長生きしたい。今年、自身で大幅に減量して、その気持ちがさらに強くなった。
40歳を過ぎて健康状態を悪くしている人は、非常に多いと実感する。これは、業務上多くの人の健診結果を見ていてわかることであるが、やはり肥満は極めて健康状態を悪くする。もちろん、検査上の悪い数値が並んでいるからといってその人の現在の健康状態が悪い(病気であるかどうか)というものではないが、現状のままではおそらく平均寿命に到達できないと思われる人は少なくない。
健康状態を悪くする最大の原因は肥満だ。もちろん他にも健康阻害要因はたくさんあるが、自分自身の努力で克服できる健康上の問題は「肥満」であると言い切れる。宮崎県大崎保健所で調べられた疾患、高血圧、高血糖、脂質異常は、肥満との関連が非常に強い。減量すること、あるいは太らないようにするすることは、最大の健康法であり、今後の医療費負担の減少効果も含めて、良いことづくめといえるだろう。
急に痩せることは良くないなどと、私の減量に批判的な意見も耳にするが、かつての私のように太っている者にとってはとにかく痩せることが大切だ。四の五の言わずにとにかく減量するのみだ。