インフルエンザ予防
少々気が早いようですが、インフルエンザ予防に関しては今から気にしておきたいと思います。
私の情報源のひとつである「国立感染症研究所 感染症情報センター」には、インフルエンザ流行マップというものが掲載されます。今のところ今季のものは、前期の最後、今年4月の情報のままで、まだ更新されていません。この情報が更新されると本格的なインフルエンザ流行期となり、学級閉鎖や学校閉鎖されることも多くなります。マスコミにインフルエンザ情報が報道される頃には、すでに身近なところで患者が出ていると思います。先手必勝で、今から対策を考えておきたいものです。
そうは言うものの、これさえやっておけばインフルエンザに感染しないというものはありません。シーズン中にはたぶん全員が感染すると言っても過言ではないのではないでしょうか。肝心なのは、感染しても感染を意識しないでいられること、つまり医学的には不顕性感染と呼ばれるもので、感染しても症状が出ないものです。肝炎などでも珍しいことではありません。感染の確率を減らして、さらに感染しても症状が出ないか、軽くて済む程度に抑えられる免疫力を、インフルエンザシーズンを通して維持しておくことが大切です。
まずは、感染の機会を減らすこと。
免疫力を落とさないことです。
免疫力というのは体力のひとつです。体力を維持するためには適度な運動をすること。これは日常に健康維持増進することとと同じで、よく歩くことで良いでしょう。食べ過ぎない、飲み過ぎないこと。栄養を摂ればいいなんて思って、たくさん食べればよいというものではありません。食生活は普通の日本人であれば満たされています。量は少なめで構いません。中身を考えましょう。ビタミン類を摂ることです。冬至にかぼちゃを食べると良いと言いますが、冬には黄緑色野菜が少なくなる季節なので、かぼちゃを食べてビタミンを摂取するという先人の知恵なのかもしれません。サツマイモがおいしい季節ですが、これも同じですね。カボチャに限りませんが、野菜類をたくさん食べましょう。秋には果物が豊富になるのも、風邪予防には有り難いことです。
予防接種を受けておくこと。
予防接種に関しては賛否両論あることは確かです。
もちろん完全にインフルエンザ予防できるわけでもなく、また副作用情報も上がっています。肝心なことはメリットとデメリットを自分自身の天秤で測って判断することです。私自身は感染機会を減らせるものであれば、受けておいた方が良いのではないかという立場です。
人混みには出ない、マスクする、手洗い、うがい・・・・・・・・
色々言われていますが、どれも根本的な予防にはなりえません。意味がないものもあるようです。人混みに出ないことは、香港では現実的ではありません。ただし、インフルエンザが巷に流行しているときに、外食で2次会3次会と梯子して、狭い空間に長い時間自身をおくことは避けたほうが良いことは言うまでもありません。2次会3次会とズルズルと行くのであればのであれば、そのぶん睡眠時間を長く取りましょう。
マスクは感染を広げないためのツールだと考えておいた方が良さそうです。ただし、厚手のガーゼマスクは加湿効果があるのでウイルスの活性を抑えて感染しにくくなることは確かなようです。
手洗いは多くの感染症に有効だと考えます。ただし、インフルエンザの予防にどの程度効果があるかは判りません。食中毒予防などにもなるので、手洗いの習慣は必須です。
うがいは日本人だけに信じられているインフルエンザや風邪の予防法です。学校などでもうがい指導が行われているようですがインフルエンザに関して言えば、私は効果はほとんどないと思います。ウイルスが細胞表面に到達してしまえば、20分程度で細胞内に侵入してしまいます。それまでの間に洗い流すことができれば効果があると思うのですが、実際は難しいでしょうね。またうがいで流せる場所は、インフルエンザウイルスの侵入場所と少し違います。大きな侵入経路は鼻腔です。鼻の奥です。その意味からすれば、最近提唱されるようになってきた、「鼻うがい」が有効かと思います。慣れないと難しいのですが…
かかってしまったら・・・
とにかく身体を休めましょう。
無理して仕事をすることは、社内全体に感染を急拡大することになるため、できる限り避けたいものです。風邪とは違うので無理は避けましょう。思い切って2~3日は休みましょう。患者の寝室は別にしたいもの。窓を開けて空気が頻繁に入れ替われるようにします。
感染中は、水分をしっかり摂ってください。高熱でどうしようもない時以外は、解熱剤は飲まないようにしましょう。とにかく体外から身体を冷やすことを考えてください。発熱は免疫力を高めるために出てくるものです。
タミフルは有名になり過ぎた特効薬です。良く効きます。
服用すると急速に快方に向かいますが、ウイルスを殺す作用は一切ありません。調子が良くなったからといっても、少なくとも2~3日はウイルスの排泄が続いているので、周囲へ感染を拡大しないよう注意をはらってください。