インフルエンザ予防接種

先月よりインフルエンザワクチンの接種が可能になっています。このワクチンの成分は、前年の流行株と当年の流行のはしりとなる南半球でのインフルエンザ流行状況をWHO(世界保健機関)が調査し、基本的なワクチン成分を決定し、北半球分としては毎年6月頃に各国政府に通知されます。各国の保健機関からの情報をもとに製薬会社が製造を開始することになります。(国によって若干違うこともあります。)

ワクチンはその型が一致しなければ効果がないと言われます。
今年のワクチン成分は
A型 H1N1カリフォルニア
A型 H3N2ビクトリア
B型 マサチューセッツ

都市の名前がついていますが、これはそのワクチンが最初に分離(患者から見つかった)された都市名であり、中には日本の都市の名前がついたものもあります。ウイルスはその形態を微妙に変化させるため、このように複雑になってくる上に、その型に合わないと効果が期待できないことにもなります。
ちなみに2009年の豚由来のインフルエンザはすでに季節性インフルエンザとして定着しており、ワクチン成分ではH1N1カリフォルニアとして加えられています。ソ連風邪の流れをくんだウイルスにとってかわったようです。

さてワクチン接種を受ける方が良いのか、その必要はないのか。意見が分かれていることは確かです。実際の効果を検証しにくいところが判断を迷わせることになります。型が合わなければ効果なしともいわれますが近縁種であればそこそこの効果はありそうです。もちろん自分自身のインフルエンザ抗体の有無にも左右されます。

私個人の意見ですが、受けておいた方が無難だと思います。医療機関によって接種料に大きな開きがあり、1000ドル近くするところもあるようです。そこまで費用をかけるのはどうかと思いますが、比較的安全性の高いワクチンであり、リーズナブルな費用(香港では3~400ドルくらいまで?)であれば、積極的に受けておいた方が良いでしょう。

職場での罹患率を下げること、家庭での患者発生を防ぐ目的です。香港では年末くらいから本格的な流行が始まりますが、日本では来月下旬には流行期入りします。移動の多い方など今から接種しておいても決して早すぎません。流行が始まると、あるいは死者でも出ようものなら接種希望者が殺到し、ワクチンが不足してしまうことも香港では考えられます。

接種するかどうかをしっかりと判断し、打つと決めたら早めに受けておく方が良いでしょうね。