感染症予防
現在香港で流行しているのは普通感冒。いわゆる風邪だ。風邪症状を起こす
ウイルス、細菌は何百種類もあり、それゆえ特効薬の開発を難しくしている。
最も大切なことは自身の免疫力を落とさないこと。気温変化が著しい時は、
ゆっくり休むことや栄養を摂ること。もちろん手洗いの励行は基本中の基本
といえる。
この時期、さらに注意が必要なものにノロウイルスがあげられる。患者の
下痢、嘔吐物がミストになって、空気感染様に感染拡大する極めて感染力が
強いウイルスだ。生牡蠣等を食べて感染する食中毒の代表でもある。
家族に患者があらわれた場合、トイレの掃除には特段の注意が必要で、その
作業は決まった人以外はするべきではなく、当然のことながらゴム手袋や
マスクの使用が必須であり、家族内での感染拡大を阻止することが大切だ。
2%の漂白剤をトイレの消毒に使いたい。アルコールは無力だ。
インフルエンザの流行は日本に比べると1カ月くらい遅れる。先月下旬に日本で
流行期入りしているので、香港でも本格的な流行が始まるのも時間の問題だ。
クリスマス頃に患者数が急増してくるのではないだろうか。
インフルエンザ予防とノロウイルス予防に共通していることは多い。
インフルエンザに有効な薬であるタミフル。これはウイルスを殺す薬ではないと
言うことを覚えておきたい。服用すると急速に効果をあらわし、身体は間もなく
楽になる。しかし、これはウイルスがヒトの細胞から外に出てくることを阻害
しているだけで、体内のウイルスは免疫によって徐々に殺されていくため
若干の時間を要する。体が楽になったからといってすぐに出社したのでは
社内に感染者を増やすだけになる。
来週の冷え込みでこのような感染症が一気に表れてくる可能性もある。
感染予防には十分注意しておきたいところだ。