世界禁煙デー

今日はWHO(世界保健機関)が定めた世界禁煙デーです。
世界中で喫煙対策、禁煙キャンペーンが繰り広げられ、日本でも今日から1週間を禁煙週間として各地でイベントが開催されます。

早ければ中学生のころ、初めて吸ったタバコは決して美味しくはなかったはずです。子供の頃は「いきがって」格好良く見せようとして、あるいは一人前の顔をするため、そうでなければ、ちょっとした好奇心で吸い始めたタバコ。吸うも吸わぬも自由にできると思っていたのに、一生手放すことができなくなってしまうのがタバコです。
タバコは決して嗜好品ではありません。

タバコが止められないのは、喫煙者がニコチン依存症になっているため。つまりニコチン欲しさに喫煙を繰り返すわけです。
ニコチンだけならまだしも、タバコの煙には4000種類もの化学物質が含まれ、そのうち有害物質は数百種類。発癌物質だけをとっても数十種類あるといわれており、喫煙の害は想像以上のものがあります。タバコを吸っていても長生きする人もたくさんいるという主張も聞こえてきますが、これはたとえば高いところから飛び降りても無傷の人もいるという屁理屈に等しいものです。

喫煙の害は肺がんに集約されがちですが、ほとんどの癌、呼吸器疾患、心筋梗塞・脳血管障害などの循環器疾患等など多くの病気の原因となることは明らかで、タバコ関連病といわれる疾患での死亡者数は年間10万人(日本)とまで言われています。
しかも、タバコの害は喫煙者本人にとどまらず、副流煙を吸ってしまう周囲の人にも大きな影響を及ぼすので、ますます大きな問題になります。

世界的に喫煙規制が大変厳しくなってきました。ブータンではタバコを非合法化しています。それは極端な例としても、自由にタバコを吸える環境がなくなりつつあるのは確かでしょう。
香港でもレストランなどの禁煙化が条例によってなされる方向へと進んでおり、喫煙者にとってますます辛い世の中になってきました。

そろそろ禁煙を考えてはいかがでしょうか?
禁煙というとやりにくいかもしれないので、「断煙」でも結構です。
どうしても吸いたくなったら吸ってもいいと自分に言い聞かせてからでも良いでしょう。
禁煙しても3日しか続かなかった・・・なんていうことを時々耳にします。
片時も離せなかったタバコを3日「も」吸わないでいられたと思って、自分を励ましてやりましょう。発想の転換です。
禁煙は意志が弱いからできないのではありません。ニコチンの依存性が強すぎるから難しいのです。

ニコチンガムやパッチを使ってニコチンだけを補給するニコチン置換療法も効果的です。香港でならドラッグストアで買えます。ただし毒物扱いなので、IDカードの提示や登録が必要です。危険なタバコがほとんど自由に買えるのに、ニコチンガムやパッチが毒物として売られているのは、実に不思議なことです。

禁煙はきっぱり始めるのが効果的。今すぐ手元のタバコを水に浸けてライターや灰皿は捨ててしまいましょう。