インフルエンザ情報

今朝、東京では54年ぶりとなる11月の降雪が観測されました。北方からこの時期としては異例とも言える強い寒気が南下したことが原因であり、その冷たい空気は現在東アジア全体を包み込んでいます。ここ香港でも今週末にかけて今年一番の冷え込みとなりそうです。
さて、秋の深まりとともにインフルエンザ患者が増えてくるのは例年のことですが、国立感染症研究所から出されている2016年第45週(11月7日から13日)情報によりますと、沖縄、栃木、そして北海道ですでに注意報レベルの流行となっているそうです。第46週の情報に関しては今月28日に公表されますが、さらに流行が拡大していることは間違いありません。しかし情報は約2週間遅れることになるため、公表時点での実際の流行は、それよりもかなり大きくなっているものと考えられます。注意が必要なのは、今の冷え込みです。低温は流行を加速させる要因となるため、今週から来週にかけての患者数の増加が著しいものになると予想されるので十分な警戒が必要です。すでに今年のインフルエンザ患者数は例年より多く、本格的な流行時期が早まるとともに、患者数も増えるのではないかと懸念されているのです。そこに今般の寒気流入です。急激な冷え込みは毎度のことながらインフルエンザ流行拡大のきっかけとなります。
インフルエンザは風邪とは違う全身疾患です。インフルエンザに感染したことが直接・間接的に関係して死亡する人(超過死亡)は、日本全国で毎年数千人から、多い時は一万人を大きく上回るほどにもなりますから、特に持病を持った人、高齢者などは格段の注意が必要になります。
確実な感染予防はありませんが、その可能性を少しでも少なくする努力は大切です。感染症ですからヒトからヒトにうつります。他人との接触を極力少なくする意味で、人混みを避けることがとても重要です。特に香港ではあまり現実的ではない対策ですが、手洗いの励行は重要なポイントです。インフルエンザに限らず、手指から感染感染症は珍しいものではありませんん。うがいは日本人特有の衛生習慣ではあり、国際的な評価はほとんどありません。これからの季節は外食の機会が増えますが、2次会3次会とだらだらと過ごしてしまうことは良くありません。飲食店に限ることではありませんが、閉鎖空間に多くの人がいる状態は極めて危険な状態であることを意識してください。
適切な栄養と休養。これも大切なポイントですね。夜遅くまで飲食し、結局寝不足になって疲れがたまる。たくさん食べているといってもカロリー摂取が多くなっているだけでは意味がありません。
かかったかなと思ったら、無理をせずに休んで、病院でただちに治療受けることです。早期であれば大きな治療効果が期待できます。インフルエンザに感染しているのに無理して出社したところで、感染を拡大させてしまうだけで何のメリットもありません。それどころか職場にとってはとても迷惑な行為になってしまいます。ある程度自宅勤務できるような対応を日頃から考えておくことも危機管理ではないでしょうか?
冷え込むここ数日。十分注意してください。