インフルエンザ情報
日本でインフルエンザの流行がピークを迎えています。昨年11月に患者数が増えだし、それ以降昨年を大きく上回る患者数を維持しており、その勢いは今後しばらく続くものと考えれられています。国立感染症研究所感染情報センターが公表する流行レベルマップを見ると流行は全国に拡大していますが、どちらかというと東京より西に患者分布が多いようです。昨年11月24日に観測史上初めて11月に東京での積雪を観測しました。そんな冷え込みがその後のインフルエンザ流行につながるのではないかと予想していましたが、はたしてその通りの経過となっています。もちろんインフルエンザの流行は低温と直接関連があるというわけではありませんが、急な冷え込みなどは免疫力が低下する要因ともなるため、注意しなければいけないことは確かです。
さて、今年の流行を昨年の同時期と比較してみると、昨年第4週(1月25日~31日)のデータでは推定患者数は107万人。それが今年(1月23日~29日)は201万人となっており、同時期の患者数を見ると今年の流行がいかほどのものであるか理解できることかと思います。昨年11月からの患者数を見ても、今季は常に昨年を上回る患者数となっています。例年流行のピークは2月。まだしばらく感染者が多い状態が続くものと考えられ、十分に警戒する必要があります。
さて、春節の休暇が去り、日本旅行を楽しんだ中国人はもちろん、海外在住でこの時期に帰国していた多くの日本人も今頃は通常に戻っていることと思いますが、このような人たちが日本からインフルエンザウイルスを持ち帰ってきている可能性があり、今の時期は特に感染の拡大に注意しなければいけません。つまり、旅先でウイルスをもらってきた(感染してきた)人が核になって、感染拡大させてしまうリスクが大きいのです。香港では、春節前にはまだ大規模な流行にはなっていませんでしたが、これからの急激な感染拡大に注意が必要です。
インフルエンザウイルスに感染していても発症していない、あるいはごく軽い症状で本人も感染に気が付いていないことも少なくはありません。何度も繰り返すことではありますが、最低限外出後の手洗いの励行は必要です。十分な睡眠(休養)、適切な栄養摂取、さらに軽い運動を加えるなど、免疫力を低下させないことが予防につながります。また、罹ってしまったなと思ったら、すぐに医療機関を受診してください。決して無理しないこと。仕事に出たところで、職場全体に感染を広げてしまうだけですから。