香港にインフルエンザピークシーズン到来

香港の11の学校等の施設でインフルエンザ患者が多数発生していることを受け、衛生署は今後2ヶ月はインフルエンザに対する警戒が必要だとしている。

公表された感染者数は51人(1名入院)ではあるものの、学校閉鎖したり、他の学校でも消毒作業するなどしてそれぞれ対策に乗り出している。集団生活の場である学校では流行が起きやすい。インフルエンザの場合、その流行が一般へ拡大することは時間の問題で、一般市民は十分な警戒が必要になる。

衛生署では、最も警戒が必要なのは今後2~3週間であるとしている。特にこの間は各自感染予防に神経質になっても良いのではないだろうか。

外出から戻ったらすぐに手洗いすることや、うがい(洗口)は必須となる。また大きな予防効果は期待できないが、マスクの着用も無意味ではない。最近は機能が高いマスクが一般に販売されているのでできれば単純なサージカルマスクではなく、このような高機能をうたったマスクを利用した方が良いのかもしれない。

無用な外出を避け、やむを得ない場合でもできる限り人ごみを避けることが大切。香港では不可能かもしれないが、少なくとも人が多い閉鎖空間に長時間留まることだけは避けたい。外食も減らした方が良いし、接待もできれば1次会で切り上げたいところだ。

適切な栄養摂取と休養も免疫力を維持するためには欠かせない。睡眠時間を十分に確保するためにも夕食を少しでも早く済ませたほうが良いだろう。

インフルエンザに感染してしまったら、とにかく身体を休めること。タミフルは確かに良く効くが、ウイルスを殺す薬ではないので、身体が楽になったからといって出社等してしまうと、周囲に感染を広めることになる。タミフルの服用期間(5日)は最低自宅に留まって欲しい。

ランタオ島で、多数の野鳥が鳥インフルエンザ(H5)で死んでいることが確認されている。今のところあくまでも「鳥」のインフルエンザであり、一般にはほとんど問題にはならないが、中国南部で人への感染症例が散見されていることから、ウイルスの構造が変化してきていることは間違いない。今後は鳥インフルエンザ情報にも特に注意しておきたい。

新型インフルエンザが心配され、タミフルの備蓄等も進められているが、基本的な感染予防は現行のインフルエンザと変わらず、今の感染予防措置は当然新型インフルエンザにも効果があるものと思われる。新型インフルエンザ対策と称して、大掛かりな訓練がおこなわれているが、私個人としては、基本に立ちかえった地道な対策が最も大切で現実的だと思っている。