夏のインフルエンザ
香港の夏のインフルエンザシーズンは7~8月。今年もこのところ患者数が増えていることが確認されており、香港衛生署は夏のインフルエンザシーズンに入ったものとして市民に感染に対するよう注意を呼びかけている。
一般に夏にインフルエンザの流行はないものと思われているが、香港では7月1日からの1週間で149名、その翌週にも140名の患者がそれぞれ確認されており、冬季に比べると確かに患者数は少ないものの感染には十分注意しなければいけない状況にある。
現在の流行タイプはA型ブリスベーン型であり、この冬に流行したものと同じであるが、WHOが流行予想してつくられたワクチンの成分にはなく、たとえワクチン接種していてもほとんど効果は期待できない。もちろんたとえ成分が一致していても接種からの時間が経過しすぎているので体内での抗体価が低下していると考えられるので、いずれにしても予防は個人の衛生・健康管理が大切になる。
新型インフルエンザの発生が懸念されているが、歴史的にみて新しいタイプのインフルエンザは夏に生まれていることもあり、季節に関係なく注意を怠ることはできない。今現在問題になっているのは鳥インフルエンザ。あくまでも「鳥」の病気であって、人には偶発的に感染が起きているに過ぎない。ただしウイルスは徐々にその性質を変えていて、人にうつりやすいタイプになってきていることは間違いなく、今後十分な感染対策を計ることがきわめて重要になる。
インフルエンザ感染予防は、
1、免疫力を落とさないこと。
適切な栄養摂取、休養、睡眠を心がけたい。翌日まで
疲れが残る状態が続くようなことは避けること。
また速歩き程度で構わないので、できる限り体を動かす
機会をつくること。
2、他人との接触を少なくすること。
人混みを避けることはもちろん、無用な外出はやめて
おきたい。特に屋外の「人の密度」が高い香港では、
繁華街などで容易にウイルスをもらってしまう。
(感染と発症は違うので、やはり免疫力が大切だ)
3、手洗いの励行。これはインフルエンザに限らない。
外出後は手洗いに直行!
4、急な高熱や関節の痛みなど、おかしいと思ったらすぐに
医療機関を受診すること。
5、無理は禁物。インフルエンザとわかったらとにかく休むこと。
最後に、香港ではインフルエンザが疑われるとタミフルが処方されることが多い。(この問題は別に論じなければいけない)即効性が期待できるタミフルでもウイルスを殺す力は無いので、熱が下がったといってすぐに出社などしないようにして欲しい。
体内には多くのウイルスが残っているため、職場での大きな感染源になってしまう危険性が高いからだ。