インフルエンザで女児死亡
香港でインフルエンザに感染した3歳の女児が死亡したと、昨日の新聞に大きく報道された。診断結果が出るまではH5型鳥インフルエンザではないかと緊張がはしったものの、結局はH3型インフルエンザで毎年の流行タイプのものであることが判明した。
H3型はA香港型インフルエンザで、感染力が強く、比較的症状も重い。特に老人と乳幼児など免疫力が弱い年齢層では重症化する症例も少なくなくインフルエンザが直接的な死亡原因となることもある。
実際にインフルエンザが原因となる死亡者数は、日本でも毎年数百人に上ると言われており、流行が長く続く年には1000人に達することもあるというからインフルエンザは決して侮ることができない病気だといえる。
インフルエンザは風邪がちょっとひどくなった程度という認識もあるが、これは大きな間違いだ。このところ鳥インフルエンザが怖がられているが、今、現に流行しているインフルエンザに大しても十分な警戒が必要だ。
今回死亡した女児の両親は、治療に対して不信感をつのらせているが、インフルエンザから心筋炎などを発症した場合は、その診断も治療も非常に難しくなることは確かで、担当した医師の責任を問うことは困難だろう。
日本でも心筋炎で子供を亡くしてしまった親が民事訴訟を起こすケースが何件もあるが、医師の責任が認められた話は聞かない。
今季のインフルエンザの主流は、Aソ連型(H1N1)。
これまでA香港型(H3N2)が毎年流行してきたが、今年はなぜかソ連型が主流で患者の8~9割はこのタイプだそうだ。
インフルエンザ流行はそろそろ収束に向かうと思うが、年によっては3月いっぱい全国的に警報が発令されていたこともあり、4月にはいるまでは気を緩められない。