タミフルが効かないインフルエンザ、 日本で初の集団感染
今朝のニュースだが、「やっぱり来たな」というのが私の感想だ。
報道によると、タミフル耐性インフルエンザウイルスに感染した患者は横浜市内の8~13歳の男女で、いずれも血縁などはないという。同一地域で発生していることから、小規模な集団感染があったことが強く疑われるため、調査報告した横浜市衛生研究所はWHOに届け出るという。
WHOによると、ノルウェーやフランスでタミフル耐性インフルエンザウイルスの検出率が今季急増しており、今後世界的な感染拡大が懸念されるという。これらの国ではタミフルの使用は少ないため、66%もの耐性ウイルスの検出率となったノルウェーでも今のところ大きな問題にはなっていないが、新型インフルエンザの出現に備えて各国がタミフルを大量に備蓄しており、今後、備蓄計画にも大きく影響することだろう。
海外ではタミフルだけではなく他の治療薬の備蓄も進めており、タミフル備蓄に頼る日本では今後大きな対策変更が迫られるだろう。
日本の問題はタミフルの過剰使用だ。
私がかねて懸念していた耐性ウイルスの出現は、なぜかタミフルの使用が少ないヨーロッパでおきたが、潜在的な危険性が高いのは日本や香港などこれまでにタミフルを大量に使用してきたところではないかと思う。
インフルエンザに感染しても一般的には身体を休めることで回復する。
熱が出たらすぐ解熱剤を飲まないで、できる限り冷やすようにしたい。
発熱は免疫力を高める手段であり、ウイルスの活動をおさえることができるものだ。ウイルスにとって38度を超える環境は活動しにくいので、あえて発熱元を解熱剤でたたいてしまうのではなく、外から熱を奪ってやるわけだ。
タミフルは今のところインフルエンザに対して確かに効果的な薬ではあるが耐性ウイルスの出現が現実となったことから、その使用に頼ることはできる限り避けた方が良いと思う。