急性ウイルス性胃腸炎

香港国際学校で44名が急性ウイルス性胃腸炎症状を訴え1人が入院したと、香港衛生署が昨日(20日)発表した。患者は同校の学生43名と61歳のスタッフ1名で、今月15日から18日にかけて相次いで症状(嘔吐、下痢、腹痛)を訴えて一人が入院したもののいずれも症状は軽い。

急性ウイルス性胃腸炎症状は、乳幼児ではロタウイルス、それ以降の年齢ではノロウイルスが原因となることが多く、今回のケースは冬の代表的食中毒でもあるノロウイルスが原因であると最も疑われる。このウイルスは感染力が非常に強く、患者から排泄されたウイルスによって容易に感染し、腹痛はもちろん激しい下痢や嘔吐といった症状がでるものの経過は良く、早ければ2~3日で回復する。

ノロウイルスは生カキなど加熱していない、あるいは加熱不完全な食品を食べたときに感染するケースが多い。また患者の吐物や下痢便がミストとなって室内に漂い、それに含まれるウイルスによって容易に感染拡大するため、今回のように学校などでの集団感染の大きな原因となっている。

感染予防法として衛生署では、

1、食品を扱うとき、食前には必ず手を洗うこと。
  トイレの後や吐物や下痢便の処理後には十分手洗いをすること。
2、下痢便や吐物の処理に際してはグローブを着用すること。
3、嘔吐物などで汚染されたと思われるところは、家庭用の漂白剤を50倍に薄めた溶液で消毒すること。
4、室内を換気すること。
5、特に魚介類は十分に加熱すること。

といった注意を呼びかけている。

ウイルス性胃腸炎を発症した場合は、周囲への感染拡大を予防するために、出勤や登校は控えるようにしたい。