新型インフルエンザ
一昨年あたりから鳥インフルエンザに感染した患者が死亡する事例が 散発しているが、このところの状況はさらに深刻の度合いが増しているようだ。
はじめは感染鳥と濃厚な接触があって人が感染したと思われていたのが、最近では鳥から直接感染はもちろん、ヒトからヒトへの感染を疑うケースが 増えてきている。今のところはっきりと人同士の感染が確認されたわけでは ないものの、ウイルスの性状は確実に変化を遂げているようだ。
ウイルスは進化している。
日本の厚生労働省・新型インフルエンザ対策小委員会は、新型インフルエンザが流行した場合、医療機関を受診する患者数は1300万人から2500万人、死亡者を68,000人から167,000人が見込まれるという数字を発表している。日本で毎年、従来型のインフルエンザで死亡するのは数百人から1000人程度なので、新型インフルエンザの脅威が想像できるだろう。
感染者や死亡者数については推計機関によって大きな開きがあるが、ひとたび流行した場合の影響は計り知れない。
今のところワクチン開発を待たなければいけない段階であるが、現在3種類の治療薬が処方可能だ。中でもスイスのロシュ社が製造しているタミフル(リン酸オセルタミビル)が優れているといわれ、国家備蓄を宣言する国もある。香港の一般医療機関でもタミフルを処方できるが、高価であるためそのストックは多くはなさそうだ。日本では買占められるのではないかとのうわさもあり、中には個人輸入して備える人もあるという。
何度も書いてきたが、免疫力を保つことが非常に重要だ。運動、休養(睡眠)、栄養といったことに注意。もちろんストレスも良くない。 日常の衛生管理はとにかく手洗いだ。(うがいはあまり効果がない)
今のところ差し迫った危険性を感じない人がほとんどで、危険性を煽るようなことはするべきではないと訝る人もいるに違いない。しかし新型インフルエンザはごく近い将来必ず生まれる。平時から危機管理をしておくことが大切でしょう。