シガテラ中毒に注意-衛生署が再度勧告
先日、シガテラ中毒に関してお送りしたばかりですが(10月4日)衛生署では、その後短期間に14人もの患者が発生したことで再度注意を促しています。
とにかく大きな魚は食べないほうが良さそうです。香港で人気の「石班魚」も大きいものは危険です。個人的にですが、今年シガテラ中毒患者が多く発生しているのは異常気象も関係しているのではないかと考えます。もともとシガトキシンという毒は魚にあるのではなく、ある種の藻類に認められるものですが、これを小さな魚が食べて、その魚がさらに大きな魚に食べられることで毒素が濃縮される、ということを繰り返し、最後に人間の口に入ってくるわけです。(食物連鎖)異常気象が怪しいと思ったのは、気候の変動が海洋に影響して「毒藻類」が増えたのではないかと思ったからです。単に私が勝手に思っているだけですが・・・
さて、衛生署からの注意の翻訳です。
衛生署健康保護センターはさんご礁に生息する魚に含まれるシガトキシンによる中毒に関して、特に注意するように再度市民に勧告した。
これはシガトキシン中毒が2件報告されたことによってなされたものである。
最初のケースは、28歳から57歳の男女12人(男性5人、女性7人)が西貢の海鮮レストランで10月22日に食べた魚(ナポレオン フィッシュ)が原因で、手足のしびれ、下痢、腹痛といったシガテラ中毒の症状を起こしたものだ。
彼らの症状は軽く、5人はKowloonの私立病院を受診、ほかは個人病院にて診察を受けているが、症状は安定しており入院の必要はない。
2番目のケースは輸入例。33歳の女性と、その女性の大陸の親戚4人が10月21日にトンガンで食べたウツボが原因でシガテラ中毒を発症している。
彼らは地元の病院に入院し、33歳の女性は24日に帰港して、プリンス オブウェールズ病院に入院し、翌日退院した。
シガテラ中毒は熱帯地方では珍しいものではないと、健康保護センターのスポークスマンは話している。シガテラ中毒は、毒素を含む藻類を餌とする小魚を食べた大型魚が、その体内ー特に内臓ーに毒素を蓄積するため、この毒化した大型魚を食べた人間が発病するものだ。
大型の魚になるほど毒素は増えるが、見ただけでは毒素を含むのかどうかは判らない。
中毒患者は口や四肢の痺れ、嘔吐、下痢を認め、関節や筋肉の痛みを訴える。
多くの患者は後遺症なく回復するが、大量の毒素を取り込んだ場合は、循環器や神経系に影響が出る。
この毒素は加熱調理しても壊れることはない。
シガテラ中毒を避けるために
1. さんご礁の魚は評判が良い、ライセンスを持った店で買うこと。どこから仕入れているのか疑わしい店は避けること。
2. 特に3斤以上の魚は食べる機会を少なくすること。
3. 一度に食べる量を少なくすること。また同じ大きな魚を、全ての皿に取り分けるような食べ方をしないこと。
4. 頭、皮、内臓、卵(白子)は特に毒素濃度が高くなっているので食べないこと。
5. さんご礁の魚を食べるときは、シガテラ中毒の症状を悪化させないようにアルコール、ピーナッツ、豆類と一緒に食べないこと。
6. シガテラ中毒の症状が出たときは、速やかに医師の治療を受けること。