飲酒と脳卒中
酒好きの左党の方にとっては一瞬嬉しいニュースであるが、これも程度問題だ。しかもこの研究は飲酒量のみを対象としており、飲酒時の食事傾向などについては考慮されていない。酒の肴には、塩辛いもの、脂っこいものが少なくなく、カロリーも過剰になることも考えられる。飲酒量が多い人が太っていることも多いが、これは明らかに過度の飲食に原因があるといえる。
肥満傾向は循環器疾患に直結する。心筋梗塞や脳卒中の発症リスクは明らかに上昇するはずで、飲酒の間接的な悪影響まで考慮すると、ある量までなら身体に良いと考えることなどできないはずだ。実際、WHO(世界保健機関)では、健康に良い飲酒量は存在しないとしている。
記事では、「アルコールには血液を固まりにくくさせる性質」があるとしているがこれもやや問題ありだ。飲酒すると脱水を起こす。飲酒後にのどが渇くのはそのためだが、これは血液の粘り気を増すことになり、血管が詰まり易くなるともいわれている。飲酒後にはたくさん水を飲んだほうが良いといわれる所以だ。
喫煙と違って、飲酒に関してはあまり硬い事を言うつもりは、私はない。ただし飲みすぎ、食べすぎで肥満が進むことは避けたいところだ。どれだけ飲んでも食べても太らない体質の人もあるが、肝臓がオーバーワークしている可能性がある。飲める事を過信していると、後々大きな付けが来ることもあるので飲酒はほどほどにしておきたいところだ。