肥満は6種類のがんに関連

今朝の東方日報の一面を飾っているのは、肥満とがんの関係について。
太ることで6種類のがん(すい臓がん、結腸がん、食道がん、子宮がん、乳がん、腎臓がん)の危険性を増すというもの。いつものことであるが、香港の新聞は書き方が派手だ。時としてこの世の終わりではないかと思えてしまうほどのオーバーな書き方するが、この記事にしてもこれまでに言われていたことを専門家の意見として書いただけのもので新鮮さはない。
ただし一般の人たちにがんの危険性についての認識があるかというと、これは否。やはりこの記事にはそれなりの意味があることは間違いない。

肥満は心疾患、脳血管疾患、糖尿病などの循環器系疾患のリスクを高くするというのはすでに常識であるが、脂質の摂取量が増えることで、がんの危険性をも高くすることを頻繁に耳にするようになって来た。肥満とがん発症には密接な関係があることは確かだろう。

ただこのところメタボリックシンドロームのことで問題になっているが、肥満に関しての誤解は避けておきたい。
「太ることイコール悪」ではない。世間では太っていることがすべて悪いような極論に傾いているようだが、肥満がもたらす健康被害が問題であるということをきちんと押さえておきたい。メタボリックとくくられてしまっている人たちにも「健康的肥満」が決して少なくはない。したがって、この記事を見て自分は太っているからといって心配したり、反対に痩せているかっらといって安心したりするなど無意味なことといえる。

さて、話しを戻そう。
肥満とがんの関係についてであるが、太るからがんになりやすいというのではなく、太りやすい食品を多食すると、たとえ太らなくてもがんのリスクが高くなると考えても 良いと思う。太りやすい食品とはファーストフードに代表される高カロリー食のことで 日本人にとっては西洋食も同じだと考えたい。中華料理はどうかということになるが個人的な意見ではあるものの、日本人にとって中華料理を西洋料理と同じように扱う必要はないと思う。また中国人にとっての中華料理と西洋料理の関係は、日本人にとっての日本料理と西洋料理の関係と同じであると考える。中華料理は油を多用するが、だからといってそれだけで健康に問題を生じるわけではなく、日本人にとっては西洋料理より中華料理の方が身体に合っていると思っている。(個人的食文化論)

新聞の記事ではがん予防としていくつか提案しているが、これは単に肥満予防をいっているわけではない。

 1、標準体重を維持すること。
   (注意 BMIでどれだけ以下という一般的な肥満の指標ではなく、個人での目安が必要だと思う。20歳以降で最も体重が低かったときに少しでも近づけること。太ってしまった体重の3分の一を減量目標にする。)
 2、毎日30分の運動(歩くこと)
 3、ハンバーガーなど高カロリー食を避けること
 4、植物性食品をいくつか摂取すること
 5、肉類は少なめに。ハムやソーセージなど食肉加工品は避けること
 6、飲酒の制限。純アルコールにして、男性20~30g、女性はその半分。
 7、塩辛い食品を避けること。食塩の摂取量を6gまでにする。(注意 かなり困難でしょう)
 8、栄養補助食品は医師が勧めるときを除いて摂取しない。
 9、母乳育児は乳がんの予防になると同時に乳児肥満を防ぐ。
10、禁煙すること。

健康を維持するために必要なことは、ずばり「食生活」。
人体は、すべて100%口から入った食品で造られていることは紛れもない事実だ。
食べ物が如何に健康にとって大切か理解できると思う。