香港でインフルエンザが流行

日本でのインフルエンザ流行は峠を越えて、患者数が徐々に減ってきているとの報告が国立感染症研究所から出されたが、香港での流行は先週くらいから本格化したようだ。女児の死亡を受けて受診者が増えているのか、確定診断を受けた患者数が急増している。

本日の新聞紙面ではたいへんな事態が起きているかのごとき大きな記事で紙面をさいているが、オーバーな表現は香港の新聞報道につきものなのでそれを額面通りにとらえることはないが、インフルエンザに対して十分な注意が必要であることは言うまでもない。

政府系総合病院では患者数の増加から、見舞い患者等の訪問時間を制限するなどの措置をとっているが、これは患者が集まる病院での感染を予防することでも意味があることだ。
また政府は様々な手段でインフルエンザ予防を啓蒙し、今になって予防接種を老人などのハイリスクグループに実施するようであるが、抗体ができるまでに時間がかかるので即効性はなく、「やらないよりはやったほうがまし」程度の効果だろう。

それよりも個人の日常生活での基本的な予防が大切だ。
以前のメールでも書いたことであるが、インフルエンザ予防は下記の通りだ。

①人込みを避けること。無用な外出をしない。
②換気を良くすること。
③手洗いの励行。うがい。
④適切な栄養摂取。
⑤十分な休養、睡眠。適度な運動。
⑥禁煙。
⑦ストレスを避ける。

予防法は感染の機会を減らす(①から③)、免疫力を落とさない、増強する(④から⑦)に分けられる。
マスクの使用は自身を感染から守るためのものではない。空気中に飛散しているウイルスは乾燥しているため極めて小さな粒子になっているため、マスクの網目を通り抜けてしまう。最近は抗菌効果をうたった商品も増えているが、過大な期待をしないほうが良いだろう。
もちろん患者がマスクをすることは、咳やくしゃみなどにともなうウイルスを含んだ唾液の飛散を防ぐことができるため、他者への感染予防が期待できる。

感染が疑われる場合は、無理に出社しないことだ。
風邪ぐらいで仕事を休むものではないという考え方は、インフルエンザに限っては間違っている。日本だけでも毎年数百人が死亡している病気であることを理解するべきだろう。