アルコールと医療費
『日本酒に換算して1日平均3合以上飲む人の医療費は、2合以下の人に比べて最大で6割以上多いことが、滋賀医大などの調査で分かった。脳卒中や心筋梗塞(こうそく)など個々の病気や死亡率に与える影響についての調査はあったが、医療費との関係を明らかにした研究は珍しい。飲み過ぎは家計だけでなく、医療財政にもマイナスのようだ。』 朝日新聞(アサヒコム)より
http://www.asahi.com/national/update/0922/004.html
酒は百薬の長とも言ったものだが、これはもう昔の話。現在では健康に影響が出ない量はあっても、「健康に良い」酒量は無いと言われている。喫煙に比べればましであっても、やはり飲みすぎは肝機能障害をはじめ、循環器疾患などのリスクに直結する。
今回の滋賀医大による調査で判明したことも、医療費という側面では初めてのものであるが、飲酒が健康に影響する事を改めて証明したものといえよう。
以下、私の持論であるが・・・
飲酒は、もちろんその量によっては問題が大きいことに依存はない。しかし、飲酒とともに「食べる量」も問題にするべきだと思う。夜、食事に酒類が加わると、飲食の時間が長くなる傾向がある。特に接待などは、食事に始まり、2次会、3次会と飲酒が続くが、ともに食べる「つまみ類」のカロリーがばかにならないはずだ。これが肥満に直結する。
同じ酒類でも、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒はエンプティーカロリーといわれて、体内で脂肪にはならない。(ただしアルコールが分解される過程で中性脂肪が合成されるが、これは別問題)極論だが、蒸留酒だけでは太らない。
飲酒が増えると肝機能障害を起こしやすくなる。またオーバーカロリーが肥満につながり、高血圧、高脂血症、高尿酸血症、糖尿病などの直接的な原因となる。さらにこれらは動脈硬化を促進し、心筋梗塞・脳卒中(脳出血、脳梗塞など)、腎機能障害といった重篤な循環器疾患
の引き金となる。
飲酒自体を悪者にする必要はないと思うが、飲酒が医療費の上昇につながることは、大学で調査するまでもなくわかる問題だ。(もちろん研究・調査で数値化・理論付けすることは必要であるが・・・)
飲酒量を減らしたほうが良い人は、自覚ある無しにかかわらず決して少なくない。また、お酒が好きな人で、病院に行く機会が多いと自覚する人もいることだろう。特に毎日飲酒する人は、意識的に飲酒量を減らすことが健康の維持のためにぜひ必要だろう。