鳥インフルエンザ 続報
深水渉の市場の鶏からH5N1インフルエンザウイルス感染鶏が見つかり、直ちに関係する鶏2700羽を殺処分したことについては10日の本メールにて配信しているが本日の報道では、その後香港の他の3箇所の市場の鶏から同じウイルスを認め、香港政府は直ちに大規模な殺処分を行なうと共に、生きた鶏の輸入を3週間禁止する措置を新たに設けている。
今回、散発的にH5N1インフルエンザウイルス感染鶏が発見されたことに関して、通常輸入されてくる鶏の衛生管理状況から推察すると、公に輸入された鶏がウイルスを持ち込んだのではなく、密輸された鶏が持ち込んだウイルスではないか専門家は指摘している。
H5N1ウイルスが、食用としている鶏から検出されたことで今回は再び大きな問題として浮上してきているが、このウイルスはこれまでも死んだ野鳥から度々見つかっている。特別新しい事態が起きているとは思えないが、より身近な問題となってきていることは確かであり、このような事態が今後も頻繁に起こるのであれば、一般市民レベルでも厳重な警戒が必要となることだろう。
今のところ、H5N1ウイルスは鳥インフルエンザの原因であり人のインフルエンザのかたちに変異しているわけではない。これまで世界中で散発的に人に感染しているが、これも「たまたま」人に感染したと解釈できる段階で、新型インフルエンザとして新しいウイルスに変わっているわけではない。ただし鳥インフルエンザが身近な存在になってきたということは、人のインフルエンザウイルスとの融合の機会も出てくることになり、鳥インフルエンザである現在の状況に神経質になる必要はないものの、新型インフルエンザがいつ出現するのか、この点に大いに関心を持つべきだろう。
鳥インフルエンザ感染予防は、生きた鶏に近づかないことや、死んだ野鳥に絶対触れないことであるが、あとは従来のインフルエンザ感染予防対策となんら変わることはない。歴史的に新型インフルエンザが夏場に生まれてきていることもあるので、これからの暑い季節はインフルエンザとは無縁であるようにも思えるが、決して油断してはならない。栄養、休養、ストレスなど免疫力との関連が大きいので生活習慣に注意して自らの健康を管理することが大切だ。