平均寿命
平均寿命とは、今年生まれた赤ちゃんがいくつまで生きることができるのかを予測した平均値だ。
日本の厚生労働省が昨年の人口統計をもとに算出した日本人の平均寿命を昨日発表した。
それによると、男性79.19歳、女性85.99歳となりいずれも過去最長となり、さらに女性の場合は23年連続世界一の記録となったとのことだ。
男性
1位 フィンランド 79.4
2位 香港 79.3
3位 日本 79.19
4位 スイス 79.1
5位 オーストラリア イスラエル 78.5
女性
1位 日本 85.99
2位 香港 85.4
3位 フランス 84.1
4位 スイス 84.0
5位 イタリア 83.72
どこの国でも女性の寿命の方がはるかに長いがこれは人間の生物としての基本的な性質なのかもしれない。平均寿命は医療の進歩と共に少しずつ伸びているが仮に3大疾患(がん、脳血管疾患、心疾患)での死亡がなくなったら、日本人の場合、男性で8.25年、女性で7.12年平均寿命が延びることになるという。
先進国の平均寿命が長いのは医療水準や教育によるところが大きいが、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国では驚くほど寿命が短い。
2002年の統計であるが世界で最も短命なのはザンビアの40.5歳(男女平均)となっている。90年代には40歳に満たない国がいくつもあったというから驚きだ。
現在、アフリカではHIV(エイズ)感染が公衆衛生上の元も大きな問題となっており、エイズによる死亡が平均寿命を大きく低下させている。
日本国内でも地域差が大きい。全国市町村の平均寿命が5年ごとに発表されているが前回2005年のデータによると
男性
最長寿
神奈川県横浜市青葉区81.7歳
最短命
大阪市西成区73.1歳
女性
最長寿
沖縄県中頭郡中城村 89.3歳
最短命
東京都西多摩郡奥多摩町 82.8歳
統計では、女性の場合は沖縄の自治体が長寿の上位にいくつもランキングされているが、男性の場合は東京や神奈川の自治体が多くランキングざれており沖縄の自治体が上位に入っていないのが意外な点だ。
意外といえば香港がなぜ長寿かという疑問だ。人口密度が高く、ストレス社会にあって、とても長寿であるとは思えないところだ。なぜ男女ともに世界2位の長寿になれるのだろうか。
これといった理由を知らないが、少なくとも医療水準が極めて高いこと、公立病院では誰もが安い医療費で治療を受けられること、老人の外出機会が多いこと、老人を比較的大切にすること、教育水準が高いこと・・・といったことがとりあえず思いつくところだ。
肥満と喫煙者の増加が目立つので、個人的には香港人の平均寿命は、今後短くなるのではないかと思っている。10年先の人口統計では、平均寿命が若干低くなる事態もあり得ると思うのだが、さてどうなることか。