前立腺がん

先日、自らが前立腺がんであることを公表した間寛平氏は現在トルコを快走中。日本を出発して本日で400日目になる今日はトルコ国内を走っているはずだ。これまでの走行距離は約1万km以上にもなる。

さて、このアースマラソンに挑戦している間寛平氏。先日のトルコでのPSA検査(前立腺がん検査)の結果、前立腺がんに罹患していることが判明。悩んだものの治療を受けながら走り続け、ほぼ1年先の大阪のゴールを目指すという。

間寛平氏の年齢は60歳。確かに前立腺がん好発年齢だ。もちろん男性のみのがんであり、50歳を過ぎると患者が多くなるので、ホルモンとの関係も発症に関係するがんだ。現在世界的に患者数が増えているがんの一つで、そのうちがん死の原因別で上位にランクしてくるのではないかとも言われているが、なぜそんなに増えているのか、現在のところ正確な理由はわかっていない。

前立腺がんは比較的早期発見できるがんだ。まず50歳を過ぎたら健康診断でPSAという前立腺がんの腫瘍マーカーを必ず受けるようにしたい。また診察では肛門から指を中に入れて検査する直腸診を積極的に受けてほしい。恥ずかしいとか、気持ち悪いとかで拒絶してしまう人が多いがもったいない。超音波検査を受けない限り、肥大の程度はこの触診でしかわからないからだ。直腸診では肥大の程度のほか硬さなどもチェックできる。前立腺肥大はがんとはまったく違うが、患者は40歳代からかなり増えてくる。肥大した前立腺にがん見つかることが多く肥大を指摘されたらPSA検査を受けておくほうが無難だろう。

さて、前立腺がんを見逃さないためには自己防衛が大切。おしっこの回数が増えた、勢いがない、残尿感があってすっきりしない、夜中に何度もトイレに起きてしまう。こんなとき、多くの人は「年のせいだ」と片付けてしまうがこういう人たちの中に前立腺がんが隠れている確率が非常に高いのだ。つまり、いくつかの症状に心当たりがあるが、それを年のせいだと勝手に納得するのではなく、必ず検査しておくことがとても大切になる。

前立腺がんも早期発見すれば治療は比較的簡単だ。しかし、放置すればもちろん転移が起き、予後は格段に悪くなる。早期に自覚症状が出てくることが多い数少ないがんと言える前立腺がん。せっかくのサインを見逃してはならない。