旅先での健康管理
新型インフルエンザの流行は、世界的に下火になってきたものの、国や地域によっては十分な警戒が必要だ。感染には十分気をつけなければいけない。旅行に際しては体力(免疫力)を落とさないようにすることがとても大切なので、無理な行動計画は立てないこと。もちろん睡眠は十分にとる必要がることは言うまでもなく、たとえ日本に行く場合でもおなじことがいえる。適切な栄養摂取と休養は感染予防、発症予防の基本。
東南アジアなどのリゾートに滞在を予定している人も少なくはないだろう。最も注意しなければいけないのは「蚊」に刺されないようにすること。ホテルを含むリゾート敷地内は殺虫剤散布がなされているので(これはこれで問題は大きい)蚊に刺される機会は極めて少ない。しかし、ホテルから出ると危険性は格段に高くなる。熱帯地方の蚊は、マラリア、デング熱を媒介する。マラリアやデング熱の診断は現地の医師のほうが慣れていることが多いので、高熱が出た場合は解熱剤で対応しようとせずとにかくホテル所属の医師などににかかることが大切だろう。また帰国後(帰港後)に発熱した場合は、いつからいつまで、どこに滞在していたかを医師にはっきり伝えて、熱帯性疾患の可能性を考慮してもらうことが大切だ。マラリアやデング熱は熱帯地方では風邪のように一般的な病気であることが多く、現地の医師は診断になれているが、これらの病気の患者を診察する機会がない医師では診断がつかないこともある。たらいまわしされたあげく、死亡してしまう事例も実際に起きている。医師に対する情報提供はとても大切である。
海外旅行では食中毒の危険性も格段に大きくなるはずだ。旅の疲れから免疫力が落ちていることも考えられる。とにかく生ものは避けるべきで、よほど信頼できる所でなければ、ジュースや水割りの氷でさえも危険食品となる。生ものは食べていなかったのに食中毒のような症状に苦しむケースもあるが、これは実際に何が原因になっているかわからないものの、食事をとるたびにリスクが付きまとうと考えたほうがよいことを意味する。免疫力さえ高い状態に保っておけば感染しても発症しないことも多いので、旅行中の健康管理は特に大切になる。
せっかくの休暇旅行を、悲惨な思い出にしないために…
1、生ものには手を出さない。
2、生水はもちろんのこと、ミネラルウォーターも信頼できるブランドを選ぶこと。
3、余裕のある旅行計画にすること。
4、旅先だからといって毎日夜更かししないこと。(十分な睡眠時間の確保)
5、肉類、海鮮類は確実に火が通っていることを確認すること。
6、発熱したら無理をしないで現地の医師の判断を求めること。
7、蚊に刺されないこと。特に夕方から夜間の外出に注意する。
8、夜間の外出では肌の露出を避ける。(昼間でもブッシュウォークでは注 意)
9、川などにやたらと入らない。(皮膚からの寄生虫感染)
10、帰宅後の発熱・不具合に関しては医師に旅行の話を必ずすること。
そのほかにも、H5N1インフルエンザ(鳥インフルエンザ)に対しての注意も怠れない。東南アジアでは今も患者が散発している。鳥に近づかないことは当然だ。(調理してあるものは大丈夫!)
せっかくの休暇を、楽しく過ごすためにも旅先での健康管理は特に注意してほしいものだ。