ホリデーシーズンの注意

クリスマス、新年、そして旧正月と休みが多い季節は旅行に出かける機会も多いのではないでしょうか。旅先で病気にならないよう、あるいは感染症をもらわないように、そして不慮コ事故に遭わないためのご注意です。

食中毒
旅先では生ものに特に注意してください。南国のリゾートで刺身など食べる人はいないかもしれませんが、特に途上国では氷にも問題があると思っていた方が良く、飲み物には入れない方が無難です。その土地特有の食べものにも気をつけなければいけません。たとえばタイなどのソムタムというサラダ。沢蟹の仲間が生で使われることがあり、肺吸虫の感染リスクがあります。地元でも保健当局より蟹を使わないように指導があるとのこと。蟹が入っていないことを確認してください。食中毒はどこに住んでいても、そのリスクから免れる事はできませんが、旅行中は疲れから免疫力を落とし感染しても発症しないで済むはずのものでも、寝込んでしまうことが多いようです。特にノロウイルスなど、免疫力が低下していると、特に発症しやすいものです。

マラリア、デング熱
蚊が媒介する病気で、熱帯、亜熱帯で「かぜ」のように頻繁に患者が発生しているので油断禁物です。もちろん蚊に刺されないようにすることが大切です。リゾート施設内では害虫駆除されているところが多いので、それほど心配はありませんが、一歩その外に出るとどこでも危険性があるものと思ってください。帰国後、発熱があった場合は、医師にはどこに旅行したかを必ず伝えてください。熱帯では「かぜ」程度に扱われてしまうほど慣れた感染症ですが、先進国の医師には経験がないので、なかなか診断がつかないこともあります。旅行先で感染してきたマラリア患者の死亡は、特に珍しいことではありません。

海での注意
特に熱帯地方には、猛毒をもった生物が少なくありません。イモ貝の仲間は危険です。横長の巻貝ですが、綺麗だと思って手に持っていると、とても危険です。刺された場合の死亡リスクは極大です。ヒョウモンタコも注意しなければいけません。小さなタコですが持っている毒は強力です。とにかく海で泳いでいても、やたらと「モノ」に触らないことです。健康とは関係ありませんが、慣れないシュノーケリングも止めておいた方が良いかもしれません。私はあるリゾートで、正月早々に2日連続で溺死事故に遭遇しました。(日本人と韓国人でした)原因は推測するしかありませんが、初めて使ったシュノーケルでの事故でしょう。水を吸い込んでしまってパニックになったものだと思います。リゾートホテルでは、シュノーケルなどを経験に関係なく貸してくれますが、正しい使い方を知らないと、極めて危険な道具になります。その使用にあたっては、十分な注意が必要です。

旅行に際しては無理な計画を立てないこと。せっかく旅行に来たからといって、睡眠時間まで削って遊ぶようなことはしないことです。免疫力が落ちることがもっとも懸念されることですが、海での事故にもつながります。

皆さん、楽しい休暇をお過ごしください。