インフルエンザ情報

日本の国立感染症研究所 感染症情報センターが公表しているインフルエンザ流行情報によると、11月の下旬からインフルエンザの患者が増え始めており、今季は佐賀県で初めての注意報が出されました。日本では常時インフルエンザの患者発生数を定点観測しており、保健所レベルで取りまとめた情報を国立感染症研究所に集めて全国レベルで分析する作業を毎週行っています。現在の流行状況は佐賀県に加えて群馬県で注意報が出されているだけですが、ここから一気に患者数が増えることが予想されるので、十分な注意が必要です。

日本国内でも地域によって患者発生に大きな差があるので日本の流行状況をもって海外の流行状況を単純に論じることはできませんが、大きな流れとしてとらえておくことはとても重要です。寒いからインフルエンザが流行するのではありません。ちなみに沖縄でも患者数が急増しており、間もなく注意報が出されると思います。

近隣国での流行は日本での流行時期とほとんど重なり、流行タイプもほぼ同じだと考えても良いでしょう。ちなみに現在日本で分離されているインフルエンザウイルスの主流はA香港型で、例年と大きな違いはありません。

香港でもクリスマス頃から本格的な流行期に入ると思っていて間違いなく、、完全に流行が終息するのは少し暑さを感じるようになる4月初旬になります。クリスマスから旧正月にかけて人が移動する時期にあたります。日本に帰る人も多いと思いますが、人が移動するときにはウイルスも運ばれます。発症していない人(不顕性感染者)でも知らず知らずにウイルスを運んでいます。
極度に乾燥した密室である飛行機内はとても感染しやすい環境であり旅行後にインフルエンザを発症する例も少なくはありません。

インフルエンザに感染しないためには、手洗いの励行、人混みを避けることなど限られていますがどんなに対策を講じても確実に感染を免れることはできません。最も重要なことは感染しても発症しない免疫力を維持することです。しっかりと休息すること、適切な栄養摂取、軽い運動です。

急な発熱など、インフルエンザに感染したと思ったら、とにかく身体を休めること。早期であれば治療薬が効果的なので早急に医療機関を受診してください。タミフルを服用すれば急速に症状は治まりまが、ウイルスを殺す薬ではないので、熱が下がってもしばらくはウイルスの排出は続きます。他への感染拡大を予防するためにも、楽になったからといってすぐに出社することは避けたいものです。

インフルエンザワクチンは接種後1~2週間で効果があらわれるといわれています。なるべく早く接種することをお勧めします。