敬老の日
本日は日本の「敬老の日」です。敬老の日にあたり総務省より公表された高齢者の人口推計によると、80歳以上の高齢者がついに1000万人を超えたそうです。女性に限って言えば10人に一人が80歳以上ということになり、日本の超高齢化社会はさらに顕著になってきたものといえます。また、およそ4人に一人となった65歳以上の人口も、2030年には36%を超えると推計されています。もちろん100歳人口も増え続けており、誰もが高齢化について自分の問題として考えておかなければいけない時代となっています。
「死ぬまで元気、ピンピンコロリ」これが目標。太く短く生きたいという人も少なくはないようです。もちろんその考え方、生き方が問題だとは言いませんが、現代は医療が著しく進歩していることで、簡単には死ねない時代です。循環器系疾患でも、昔は助からなかったケースでも、生かされてしまうことが多くなりました。もちろん救命率が著しく上がったことは素晴らしいのですが、このことが必ずしも幸福には繋がっていないといえるのです。とにかく病院では助けてしまうわけです。死なせない。そして、病院での役割が終わると、身体が思うように動かなくても退院をさせられてしまうのです。太く短く生きたかったはずなのに、ここで細く長く生きなければいけないという悲劇が生まれてしまうのです。
どうせ生きなければいけないのであれば、とことん元気でいたほうが特ではありませんか?これから100歳人口が益々増えるというのは間違いがなく、自分自身がその仲間入りしてしまうことだって十分考えられるのです。あなたは100歳まであと何年ですか?反対にその同じ期間の過去を振り返ってみてください。昔は今の超高齢化社会など誰も予想はしていませんでした。数十年先、自分が100歳を迎える可能性は決して小さくはないと考えておかなければいけません。
私の提案です。人生のおおよその折り返し点となる40歳を、できる限り健康体で通過してください。この場合の健康体と言うのは、循環器系疾患のリスクを極力排除しておくということです。残念ながら高血糖、脂質異常、高血圧などを抱えたまま通過してしまったということであれば、早急に改善する努力をして欲しいのです。そんなことまで言われたくないという声が聞こえてきそうですが、将来寝たきりにならないことはもちろん、介護なしで生きていける可能性を高めるためです。介護は受ける方も施す方も大変な負担となります。
40歳を過ぎた頃から基礎代謝が落ちるスピードが早くなります。これに対抗しようとしても大変なので、出来る範囲で体を動かすことが求められます。歩くことです。とにかく日常生活の中で歩いてください。背筋を伸ばして早足で。歩くことは健康の基本です。将来、ロコモティブ症候群(運動機能障害)にならないためにも、歩こことはとても大切です。
寝たきりにならないために、早くからの準備が必要です。超高齢化社会で介護人口が増えている問題は、決して自分だけがその例外になるとは考えられません。年齢とともに運動機能が確実に低下します。飛んだり跳ねたり走ったりといった運動ができなくなるだけであれば生活にはほとんど支障になりませんが、普通に歩くことはもちろん、自分の足でただ立つことさえできなくなる可能性があるのです。
敬老の日を機会に、自身の「老化」に関して考えてみることも大切だと思います。