糖尿病患者急増

1948年4月7日に世界保健機関が設立されました。この記念日にあたり、先日香港衛生署より香港の糖尿病患者の現状について発表があリましたが、現在香港人の10人にひとりが糖尿病を患っており、さらに患者のうち、5人にひとりが若年者であるといいます。19歳以下の2型糖尿病患者は1997年から2007年の10年間に12倍近くに膨れ上がったというから驚きです。
 私が香港に来た1990年、当時、香港人に肥満は極めて少なかったものです。ましてや子供の肥満など皆無。それが2000年が近く感じる頃になると、なんとなく太っている人が増えてきたのを実感したものです。香港人がブランド物を持つようになり、女性がストッキングを履いたり化粧をするようになってきた時期に重なります。経済的に豊かになってきた時期です。この間、基本的に香港人の食事内容には大きな変化はないと思います。ご飯たっぷり、おかずが少しの中華弁当は今に至っても同じです。しかし、見ていると甘いモノを口にしている機会があまりにも多くなっているように感じます。コーラやスタバなどの甘い飲み物。含まれている砂糖の量はとても信じられない量です。ネットで検索すると出てきますが、これらの飲み物と並べて撮された角砂糖の山を見てしまうと、これらの飲み物には二度と手を付けられなくなるかもしれません。
 香港よりも深刻なのは中国です。経済の急成長に伴って、摂取カロリーがとてつもなく大きくなり、肥満人口も急増。さらに糖尿病に関しては、世界で一番深刻とも言われるほどにまでなっており、四肢切断、腎臓透析、失明と言った代表的な合併症をも発症してしまう患者があまりにも多いため、国家の上層部では、将来の国家運営を危惧する声も大きくなっているそうです。
 糖尿病は放置してしまうと静かに、そして確実に進行して身体を蝕みます。私の友人の透析技師の話では、新規透析患者のほとんどは糖尿病患者だそうです。初めて透析にやってきた患者の中には、すでに合併症で片足を失っている人もあるそうです。とっても深刻です。
 身内に糖尿病の患者がいたら、絶対に太ることはできません。口から入った食品であっても、体重が増えるオーバーカロリー分は毒物を口にしているものだと思ってください。
 健康診断で糖尿病、あるいはその疑いがあると指摘された場合、肥満であればとにかく減量して、早急にその芽を摘み取らなければいけません。糖尿病など発症に肥満が大きく関わるものは、自身の努力でそのリスクを著しく低くすることができます。さあ、今日から減量してみませんか?