麻疹の流行に関しまして
現在、麻疹が流行していること関してはご存知の方も多いことと思いますが、香港でも感染事例が増えており、市民の不安も膨らんでいるようです。香港政府は香港人の予防接種率が高いことを根拠に不安を抑えようとしていますが、大陸からの観光客が多いことなどから、簡単に不安払拭はできないのではないようです。現在、香港のワクチンはすでにサプライヤーの元にはなく、医療機関によって買い占められたような状況です。
ところで日本では過去10年間に限ると、2007、12、14、15、16、18、19年と7回流行しており、先進国としては異例の事態となっています。
また、2001年には20万人以上の麻疹患者を出し、「麻疹輸出国」の汚名を着せられたこともありました。その後、2007年に「麻しんに関する特定感染症予防指針」が出されて対策が強化されたたものの、麻疹流行を完全に抑え込むことが難しかったようです。
患者が多かったのは免疫のない人が多い18~40歳(2017年調査時)。50歳以上の世代は子どもの頃に麻疹にかかり抗体ができており、若年世代は2回の予防接種を受けているが、その世代は抗体を持っていないか不十分なため(予防接種を1回しか受けていないため)です。
厚労省は2007年の流行を受け、08年から13年までの時限措置として、麻疹抗体保有率が低い人たちのうち、中学1年生相当と高校3年生相当の2グループに追加の接種を行い、国内からの「麻疹排除」を目指しました。その対策は一定の成果を上げ、2015年に日本は麻疹排除状態にあると一旦は世界保健機関(WHO)に認定されています。
ところが、翌16年には関西国際空港をはじめ多数の地域で、17年には山形県などで、さらに今年は沖縄県や愛知県などで麻疹のアウトブレイク(流行)が起きています。この原因は、海外からの渡航者が麻疹ウイルスを持ち込んだためです。アジアではフィリピンで大規模な流行が起きており、十分な注意が必要な状況が続いています。
予防接種は麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)の形で2回接種します。1歳児の1回目接種、小学校就学前の2回目の接種ですが、2回接種が始まったのは2006年からです。
日本の予防接種事業の混乱から、接種を受けることができなかった年代があったことや、1回しか接種を受けていない人のブースター効果が期待できる感染機会が限られてしまったことなどで、現在の流行を引き起こしている可能性があります。
抗体の有無を確認し、抗体を失っている人の場合、あるいは低い抗体価しか保有しない人の場合は予防接種を受けることが望まれます。
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