子供の高コレステロール
小学校5年生約9000人を調べた結果であるが、コレステロール値が200以上の子供の割合が、93年から2001年の間に、女児では倍増したという。男児でも50%くらい増えているという。
これは将来的に心筋梗塞などによる死亡率が増える可能性を示唆するもので、早急に手を打たないと、日本人も欧米人並みに問題が大きくなるはずだ。
原因について、子供の食生活の変化や運動不足があげられている。朝夕のバスでの送迎などを考えても、香港在住の日本人小児の場合は日本の子供に比べてかなりの運動不足であると思われる。その分、将来的な生活習慣病発症の危険度が高いといえるだろう。
かつて成人病と呼ばれた病気が子供たちにも見られるようになり、決して成人のみの病気であるとは言えなくなってきたことから、「生活習慣病」と言い換えられている。この言い換えがされるようになった頃は、医師等が経験的に子供にも「成人病」が増えていることを感じ取っていたに過ぎないが、今回の調査でそれがはっきりと裏づけられたといえる。
大人も子供も食べすぎで慢性的な運動不足である。子供のコレステロール値が上昇したことで、現代の日本人の食生活が完全に欧米化したものと思われ、これまで何の疑問も持たずに摂取してきた食事の内容を、見直しをしなければいけない時期に来ているのではないだろうか。