市販精力剤に注意!

日本の厚生労働省は輸入されて国内で市販されている精力剤に関してその成分を検査したところ、医薬品に該当する成分が多数から検出されたとして、その健康被害を懸念してマスコミ等を通して注意を促している。
www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet/other/050623-1.html

136件の該当商品はここ3年ほどの間に全国都道府県から寄せられた情報の集積であるが、その多くが中国製である。香港でも市販されているものが多く、興味半分に使用したことがある人もいることだろう。

問題となっている医薬品成分は「バイアグラ」として承認されている「シルデナフィル」のほか、国内外で未承認であるシルデナフィルの別の化合物も少なくない。シルナデフィルの副作用は頭痛、ほてり、視覚障害があげられるが、心臓、血圧などの薬との併用は危険であるとも言われている。シルデナフィルの別の化合物や他にも示されている医薬品成分にも基本的には同じ副作用があるものと考えられている。

シルナデフィルが認可されているのであれば、市販のものに含まれていても問題はないと思うかも知れないが、これら精力剤に含まれる成分は、正式に検定されておらずその含有量も確認できない。さらにそれ以外にも何らかの「医薬品」が含まれている可能性や、製造時に有害な副産物が混入していないとの保証もない。

今回の公表にはないが精力剤と同様に「ダイエット食品」にも問題が大きい。弊社の健康診断でも、ある女性に「肝機能障害」が認められたケースがある。この女性は、健診結果、問診、既往などいろいろな角度から肝機能障害の可能性を検討しても、どうしても原因が考えられないので本人に改めて確認してみた。その結果、ダイエットのために毎日「痩身茶」を飲んでいるとのことだったので、とりあえずその使用を中止してもらって再検査。その結果肝機能障害は改善し肝臓は正常化した。おそらく痩身茶に何らかの医薬品が加えられていたのであろう。痩身用のお茶やサプリメントに甲状腺ホルモンや下剤が含まれていたとしてたびたび問題になっている。
他にも「降糖茶」でも低血糖をきたす副作用事故も報告されている。

軽い気持ちで服用を続けて、取り返しがつかなくなる事態も考えられる。巷で市販されている「あやしい」健康食品などには手を出さないほうが無難だろう。もちろん誰かが飲んでいるから・・・という情報だけで安全だという保証など一切なく、何が起きても被害への保障はない。