鳥インフルエンザ情報
しばらくの間静かだった鳥インフルエンザであるが、寒くなりやはりついに姿を現してきた。先日、香港の中心部、銅鑼湾で死んだ野鳥からH5型ウイルスが認められたことから、この冬もついに来たかと思っていた矢先、日本での鶏大量死だ。
宮崎県で大量の鶏が死に、先週末正式にH5型鳥インフルエンザであることが確認され、昨日は同じ養鶏場の鶏がすべて殺処分された。もちろん問題となった養鶏場から半径数キロにある同様の施設からの鶏や卵などの出荷・移動は現在禁止されている。
日本で再び鳥インフルエンザによって鳥の大量死が起きたことで、一般の日本人は非常に心配しているが、このような現象はすでに世界的に全く珍しいものではなくなっている。そればかりか人が感染する事例が相次いでおり、WHOが1月11日に発表したところによると、これまでにアジアを中心に世界10カ国で264人が感染し、158人が死亡している。
現在のところ感染者は鶏と濃厚な接触があったと思われるケースばかりで、通常のインフルエンザのように感染経路がわからないと言うことはない。感染を恐れて鶏や鶏卵を食べるのを控える人も多いようだが、食べて感染したという事例はなく、いたずらに心配する必要はない。宮崎のケースも風評にならないよう願いたい。
ところで鳥インフルエンザはどのようにして感染を広げているのか。専門家の推測によると、感染しても感受性が低く死ぬことがない渡り鳥がウイルスの運搬を担っている可能性が高いという。冬になると北から飛来する野鳥が運んでくるウイルスに日本の養鶏場の鶏が感染してしまうわけだ。事実、日本での発生に先立ち韓国で鳥インフルエンザが問題となることが多い。昨年ユーラシア大陸からアフリカにまで感染地を拡大したのは間違いなく渡り鳥がかかわっていると思われる。
来るぞ来るぞと言われながら、幸いにも今のところ現れない新型インフルエンザ。鳥インフルエンザウイルスが人のインフルエンザに変化することは確実で、現在のように鶏から人が感染し始めた情況は極めて注意しなければいけない段階である。
一般の人々の感染予防であるが、今のところ特別心配することはない。鶏や鶏卵を食べることを避けるなどということも馬鹿げている。
最小限の注意は必要であるが・・・
☆死んだ野鳥に触らない、近寄らない。
☆一般のインフルエンザと同様、手洗いの励行。
☆飼育している鳥がいれば、外に出さない。
室外に置くしかない鳥がいたら、野鳥との接触を極力避けること。
☆市場の鶏売場にはできれば近づかない。
この程度が現在で考えられる感染対策だろうか。
今の季節は従来型のインフルエンザが流行する時期にあたり、一般的なインフルエンザ感染予防にも改めて気をつけておきたい。
◎人ごみを避ける
◎十分な睡眠(睡眠不足を避ける)
◎十分な栄養
◎適度な運動
◎手洗いの励行
これらは、これから生まれてくるかもしれない新型インフルエンザ予防にも役立つことだ。免疫力を落とさない努力が大切だ。