すべての睡眠薬で夢遊症状
「睡眠薬を飲んで眠った後に、本人の記憶がないまま車を運転したり徘徊したりする「夢遊症状」が出る恐れがあるとして、厚生労働省は12日までに、国内で医師が処方するすべての睡眠薬について、使用上の注意を改め、注意喚起を強めるよう製薬会社に指示した」(朝日コム)
今朝こんなニュースを目にしたが、この事実はすでに一部では知られていたことで、海外においても多くの事例が報告されている。
☆目が覚めたら玄関のペンキを塗っている最中だった。
☆いつの間にか車の運転を始めていた。
☆夜中に冷蔵庫の中のものを食べていたが、本人には全く自覚がない。
冷蔵庫の中のものを夜中に食べていたという例では、自分の患者が睡眠薬の服用を開始してから太ってきたことから、主治医は薬の副作用で太るのかもしれないと、はじめは疑っていたそうだ。(実はただの食べすぎ!)
米国食品医薬品局(FDA)は3月、「寝ぼけた状態で車を運転したり、電話をかけたりする恐れがある」として、睡眠薬13品目について警告を出している。
香港でも同類の睡眠薬の処方は少なくない。先日、弊社のお客様から、処方を受けている睡眠薬を教えていただき、その副作用情報を調べていたところ、やはり夢遊症状の副作用情報を得ている。
現在睡眠薬を飲んでいる人は少なくない。今回警告された副作用は重大といえるものではないかもしれないが、無意識に車を運転することは重大事故のもとになるし、夜中に電話をかけることは、人間関係のトラブルに発展しかねない。服用には十分な注意が必要だろう。
夜中にトイレに起きる人は珍しくはないが、睡眠薬を服用している人の場合無意識にトイレに行っている可能性もある。翌朝家族から本人に、トイレに起きたことを覚えているかどうかチェックしてみることも、副作用の可能性を探る方法になるだろう。もし、本人に自覚がないのであれば、薬の服用を一時中止して医師に相談して欲しい。単身者の場合、夢遊症状をチェックすることは難しい。ここでは具体的な方法については書かないが何か一工夫して、夜中に自分が無意識に行動していないかをチェックしてみたいものだ。もちろん家族がいても気付いてくれない場合も少なくないので、「工夫(細工?)」 はどのような環境でも、睡眠薬服用者にとって必要なことかもしれない。